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〒101-0025 東京都千代田区
神田佐久間町4-20
(溶接会館 6階)
一般社団法人 溶接学会
高エネルギービーム加工
研究委員会 事務局
TEL:03−5825−4073
FAX:03−5825−4331

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1.当面の研究範囲・対象
  本委員会は、電子ビーム、レーザ及びイオンなど高エネルギービームによる材料プロセシング全般を対象に、基礎的な研究から機器開発や生産における実施工などの実用化レベルまでの広範囲にわたる研究発表とそれに対する討論を中心として活動を展開する。

  近年は、高エネルギービーム源のうち各種レーザによる材料プロセシングの研究発表を中心として展開しており、特に大出力レーザは装置の安定性と基礎研究が進み、溶接・切断での実用例の報告も年々増加している。一方既に溶接の分野で実績を重ね、かなりその特徴が明らかになってきている電子ビームは、レーザとともに表面改質など新分野での挑戦が行われている。この分野においてはイオンビームも独自の立場で研究開発が進められている。本委員会では当面は各ビームそれぞれの特徴を発揮した個々の研究・開発の議論を中心に運営を続けていくが、これらのビームの高エネルギービームとしての共通の特徴を解明していくと共に、各ビーム間の比較も含めた幅広い活動を行っていく。

  研究対象を項目別に列挙すると、

(1) 材料プロセシング用高エネルギービーム装置
ハード、ソフトでの研究、開発、設計、実用化
(2) 高エネルギー材料プロセシングの基礎
溶接、切断、溶融凝固、蒸発などの高エネルギービームを利用した諸プロセスでの基礎現象、ビーム_材料間での相互作用、熱輸送過程
(3) 高エネルギー材料プロセス及び施工法
溶接、切断、除去加工、表面改質、PVD、CVDなどのプロセス及び施工法の研究開発
(4) 高エネルギービーム加工製品の特性
機械的諸特性、金属学的諸性質、物理的諸性質

2.本年度の活動方針及び活動計画
  本年度の研究委員会は、4月、9月、1月の3回を予定している。このうち4月期は外部からの参加も可能なシンポジウム形式で東京地区で行い、9月期は施設見学会を兼ねた地方開催を、1月期は通常の委員会を東京地区で開催する予定である。昨年度より若手会員への教育の一環として高エネルギー密度ビームの基礎を講義する勉強会を開始したが好評のため今年度もさらに新しい企画で継続する。従来から好評であった施設見学会も含め、今後も諸機関、企業のご協力によりできるだけ会員の要望に沿った企画を実施して行く予定である。
  時代の情報化の流れに沿って、委員会情報のデジタル化や会員への積極的な情報発信を行う。昨年度はこれまでの委員会資料の整理を行い電子ビーム溶接研究委員会時代からの25年分の資料をまとめた総目録を作成し会員に配布した。またホームページを溶接学会のホームページ内に開設し、委員会開催情報等の情報発信を始めた。本年度はこれを利用して会員への迅速なデジタル情報提供を図るとともに、会員外への委員会活動の情報発信を積極的に行う。さらに将来は全資料のデジタル化も検討している。

  国際活動としてはJIW第4委員会と協力して、IIW_IV委員会に対応していく。現在EC諸国で検討され直接ISO委員会に上程されている規格に電子ビーム溶接及びレーザ溶接に関するものが急増しており、本委員会としては溶接協会内のISO委員会をバックアップして両溶接法関連の規格について検討するとともに、会員の意見を反映していきたい。これらについては会員の積極的な提言を期待して資料が入手され次第会員に配布する予定である。

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