MCS

マイクロ・スパーク・コーティン グ
(MICRO SPARK COATING)

マイクロ・スパーク・コーティングとは最近我国で開発されたもので、金属やセラ ミックスなどのコーティング成分を含む電極を用いて放電加工することにより、目的の材料の表面に、耐久性、耐摩耗性に優れた高品質な機能性被膜を安定的に 形成する技術である。
 従来ガスタービンのブレード等に肉盛を施す場合、溶接、溶射、メッキ等の方法が適用されて来た。しかしながら溶接や溶射では熱による材料の変形、劣化、 また施工後の整形仕上げに多大な工数を要する問題があり、メッキでは変形は無いがコストが高いこと、またいずれの場合も皮膜の割れや剥離という問題を抱え ていた。
 これに対してマイクロ・スパーク・コーティングは熱を加えないために変形の心配が無く、また割れや剥離の心配が無い安定な皮膜を厚膜で形成でき、しかも 最も低コストという画期的技術である。さらに機械加工に近い装置であるため熟練技能者や前後処理を必要とせず、生産ラインの自動化、省力化にも適してい る。

<提供 石川島播磨重工業株式会社 三菱電機株式会社>    
genri tokucho hikakuzu tekiyourei
原 理
特 徴
他 技術との比較 ター ビンブレードへの適用例
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