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会長就任挨拶

 
一般社団法人溶接学会 会長 南 二三吉 
  粉川博之会長

会員の皆様には日頃より溶接学会の活動に対して格別のご高配・ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

4月13日の平成28・29年度の第1回理事会におきまして、第53期溶接学会会長を拝命しました大阪大学接合科学研究所の南二三吉です。本年度で90周年を迎える歴史ある溶接学会の会長に推挙いただき、その役割と責任の大きさを、今、両肩で感じておりますが、皆様のご期待に応えるべく全身全霊で任務を全うする所存です。どうぞよろしくお願い致します。

溶接学会の目的は、定款に謳われておりますように「溶接・接合に関する研究の連絡を行い、学術技術の向上普及を図り、もって文化の発展に寄与すること」にあります。その目的達成のために、本会は各種の事業を実施しておりますが、大きな特徴は、①溶接・接合研究をアクティブにリードする研究委員会活動、②得られた研究成果を発表・討論する場の全国大会、そして③研究の学術的知見を広く公開する論文集の発行、の3つに代表されると思います。

大学・中立機関の研究者からすれば、溶接学会に参加・発表することで世界に伍した研究力を磨くことができる、一方、産業界の研究者からすれば、基礎学理を通して溶接・接合の応用力を磨くことができる、そのような求心力を本会は更に磨かねばならないと考えます。

溶接・接合は従来から境界学問と言われていますが、境界学問であるが故に研究の宝庫と言えるのではないでしょうか。溶接・接合部は材料とエネルギーの相互作用の結果として生み出されますが、そのプロセスを探究するアーク物理や、ダイナミックな溶接・接合メタラジーは独自の学問領域として発展しています。力学分野では、残留応力・溶接変形があり、また、不均質材の強度力学が重要な役割を果たします。これらは、純然たる電気工学や材料工学、機械工学ではカバーできないもので、それ故に溶接・接合科学の独自性、新規性が生まれます。例えば、私の専門分野では「強度ミスマッチ」は世界的に通用するキーワードとなりました。

私は大阪大学の溶接工学科の出身ですが、後に生産加工、生産科学と改組し、現在、学生は応用理工学科として入学してきます。1年を終えた時点で機械工学科目とマテリアル生産科学科目に分属し、2年を終えた時点でマテリアル生産科学科目の学生は、マテリアル科学コースと生産科学コースに分属します。その際、マテリアルの先生は、学生のキャッチフレーズとして「材料を制する者は世界を制す」とPRされます。確かに一理あるフレーズで、超伝導材料や青色発光ダイオードの発明はその代表と言えるでしょう。我々の分野では超鉄鋼材料の開発があります。ですが、いかに素材が優れた性能・機能を有していても、その特性を損ねないように加工・接合できなければものづくりはできません。すなわち、素材の特性を活かすことのできる構造化、すなわち、「つなぎの技術を制する者こそ、ものづくりを制することができる」と、学生へのメッセージを送っています。

溶接・接合科学は“つなぎ”の科学であり、ものをつなぎ、技術をつなぎます。さらに、それは「知」をつなぎ、人をつなぎ、ものづくりの夢をつないでいきます。それを具現化し、形あるものにするために、溶接学会の果たすべき役割はまだまだ大きく、そこに私のなすべきミッションがあると考えています。

会員の皆様には、本会の更なる発展のために、より一層のご支援とご高配を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

   
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