本賞は、故 田中亀久人氏の意志によって寄贈された基金の果実をもって運営資金とし、故人が生前活躍された分野、並びに貢献著しかったその業績に鑑み、ガス炎を利用した溶接・切断・工作等及び溶接技術全般に関し、研究・技術開発についてその業績顕著な者に授与する。
受賞年度 | 受賞案件 受賞者名(受賞時所属) |
2022年4月13日 | 「建築鉄骨向け低充填メタル系フラックス入りワイヤの開発」 齋藤 雅哉・志村 竜一・笹木 聖人・高山 力也・岩上 友勝・坂林 直樹(日鉄溶接工業㈱) |
2021年4月26日 | 「ガスタービン部品のAM実?化技術の開発」 谷川 秀次・藤谷 泰之・笠見 明子・北村 仁(三菱重工業㈱)、 片岡 正人・小牧 孝直・本山 宜彦(三菱パワー㈱) |
2020年4月22日 | 「酸素プラズマ切断用電極の長寿命化技術に関する開発」 佐野 義美・伊原 大・山本 健太郎(日酸TANAKA㈱)、田中 和士・竹内 章浩(中部電力㈱) |
2019年4月17日 | 「プリズムローテータを用いた高速高品質レーザ穴あけ加工技術の開発と実用化」 渡辺 俊哉・呉屋 真之(三菱重工業㈱)、山下 貢丸(三菱重工工作機械㈱)
「9%Ni鋼LNGタンク用Ni基合金フラックス入りワイヤの開発」 北川 良彦・鈴木 正道・渡邉 博久(㈱神戸製鋼所)、福田 和博(KOBE WELDING OF KOREA CO.,LTD.) |
平成30年4月25日 (2018年) | 「高電流埋れアークを用いた厚板片側貫通溶接システムの開発と実用化」 馬塲 勇人・恵良 哲生・井上 雅博・永見 一敏(㈱ダイヘン)、 田中 学(大阪大学) |
平成29年4月20日 (2017年) | 「狭窄ティグ溶接技術に関する開発」 村田 彰久・村田 唯介 (㈱ムラタ溶研)、田中 学(大阪大学) |
平成28年4月13日 (2016年) | 「グロビュール移行制御プロセスによる低スパッタ鉄骨溶接施工の実用化」 松村 浩史・横田 順弘・山崎 圭・鈴木 励一(㈱神戸製鋼所) |
平成27年4月23日 (2015年) | 受賞なし |
平成26年4月23日 (2014年) | 「海底パイプラインの船上自動溶接技術の開発と実用化」 木坂 有治・後藤 憲一・細田 寛之・箱田 利秀・木村 文映(新日鉄住金エンジニアリング㈱) |
平成25年4月18日 (2013年) | 「溶接インプロセス品質管理システムの開発と実用化」 小川 剛史・星 岳志・浅井 知・大嶽 達哉・藤田 善宏(㈱東芝) |
平成24年4月11日 (2012年) | 「マルチファイバ方式YAGレーザシステムのガスタービン部品3次元溶接への実用化」 廣田 法秀、竹内 康・石出 孝・坪田 秀峰(三菱重工業㈱) |
平成23年4月21日 (2011年) | 「スプレー移行型炭酸ガスアーク溶接法の開発と実用化」 片岡 時彦・池田 倫正・遠藤 茂・安田 功一(JFEスチール㈱) |
平成22年4月21日 (2010年) | 「二重シールドガスによる超深溶け込み TIG 溶接技術の開発と実用化に関する研究」 佐藤 豊幸・水谷 利充(大陽日酸㈱)、藤井 英俊(大阪大学) |
平成21年4月23日 (2009年) | 「溶接電源融合型高性能アーク溶接ロボットシステムの開発」 向井 康士・相見 圭・川本 篤寛(パナソニック溶接システム㈱) |
平成20年4月9日 (2008年) | 「低スパッタ・低入熱GMA溶接ロボットシステムの開発と実用化」 恵良 哲生・上山 智之・森本 慶樹・益城 浩司(㈱ダイヘン 溶接メカトロカンパニー) |
平成19年4月19日 (2007年) | 「建築鉄骨における2継手同時溶接施工技術の開発」 松村 浩史・定廣 健次・髙田 篤人(㈱神戸製鋼所)、曽賀 光郎(コベルコロボットサービス㈱) |
平成18年4月13日 (2006年) | 「ビジュアルセンサを用いた溶接技術デジタル化システムの開発と実用化」 佐久間 正剛・坪井 竜介・浅井 知(㈱東芝) |
平成17年4月21日 (2005年) | 「2電極エレクトロガスアーク溶接法(2電極VEGA法)の開発」 笹木 聖人・本江 敦忠・元松 隆一・須田 一師(日鐵住金溶接工業㈱)、大北 茂・橋場 裕治(新日本製鐵㈱)、豊原 力・辻井 浩(三菱重工業㈱) |
平成16年4月22日 (2004年) | 「90度分光入熱レーザ溶接法の開発と電磁アクチュエータへの実用」 白井 秀彰・漆崎 守・小島 史夫・下川 勝久・沢本 節夫(㈱デンソー)
「電磁駆動方式高速オシレートMAG溶接法の開発と実用化」 児玉 克・岩渕 寛・郷田 穂積・藤村 浩史(三菱重工業㈱) |
平成15年4月24日 (2003年) | 「2電極高能率TIG溶接法の開発とLNG貯槽への実用」 小林 和行・山田 実・手島 秋雄・飯島 亨・西村 善仁(石川島播磨重工業㈱) |
平成14年4月25日 (2002年) | 「高性能銅めっきなしマグ溶接ソリッドワイヤの開発」 黒川 剛志・輿石 房樹・清水 弘之・伊藤 崇明・横田 泰之(㈱神戸製鋼所) |
平成13年4月19日 (2001年) | 「原子力現地保全工事における遠隔溶接ロボットシステムの開発と実用化」 浅井 知・坪井 竜介・青山 和夫・多紀 圭史・小林 雅弘(㈱東芝) |
平成12年4月13日 (2000年) | 受賞なし |
平成11年4月22日 (1999年) | 「溶接部モニタリング装置の開発」 河原 秀夫・上原 裕隆・金丸 孝夫・岩見 英伸(川崎重工業㈱)
「応力除去焼鈍鋼材用全姿勢フラックス入りワイヤの開発」 黒川剛志・細井宏一(㈱神戸製鋼所) |
平成10年4月16日 (1998年) | 「発振器搭載式レーザ切断機」 手塚 佑司・永田 陽造・蓑輪 俊行・長堀 正幸(㈱田中製作所) |
平成9年4月10日 (1997年) | 受賞なし |
平成8年4月4日 (1996年) | 「マルチロボットCAD/CAM溶接システムの開発と実用化」 杉谷 祐司・勘定 義弘・村山 雅智・後藤 直幸(日本鋼管㈱)
「TACSシステムの開発と実用化」 山口 照夫・浅井 知(㈱東芝)、竹中 一博(東芝プラント建設㈱) |
平成7年4月13日 (1995年) | 「アブレシブウォータジェットによるタービの三次元曲面高速精密切断技術の開発と実」 石村哲朗(㈱日立製作所)、清水英樹(川崎重工業㈱)
「ロボット搭載用ホットワイヤTIG 溶接装置実用化」 堀 勝義・田桑 俊明・渡辺 浩(バブコック日立㈱)、竹之 内優(日産自動車㈱) |
平成6年4月14日 (1994年) | 「チタンクラッド鋼板による海洋鋼構造物の溶接被覆施工法の開発」 長谷 泰治(日鐵溶接工業㈱)、高橋 康雄(新日本製鐵㈱)、上瀧 洋明(日鐵溶接工業㈱) |
平成5年4月16日 (1993年) | 造船における溶接自動化・機械化・装置化の革新」 武田 秀雄(長崎菱重エンジニアリング)、林田 正(㈱九州スチールセンター)、増田 喜彦(西日本菱重興産㈱)
「アーク溶接トーチのスパッタ除去方法の開発」 松井 仁志・服部 泰治(トヨタ自動車㈱) |
平成4年4月16日 (1992年) | 「自動車部品製造における構造用セラミックと金属の高信頼性接合技術の開発と実用化」 近藤 正恒、三瓶 和久、中村 秀生(トヨタ自動車㈱)
「鉄骨ボックス柱角継手の高能率サブマージアーク溶接材料並びに溶接施工法の開発と実用化」 和田 俊・長谷 薫・大久保 宣正(㈱神戸製鋼所)、難波 勝(㈱コベルコ科研) |
平成3年4月11日 (1991年) | 「アモルファス材料による可搬式拡散接合システムの開発と実用化」 小溝 裕一、樫本 文雄、岸 伸典、藤沢 和夫(住友金属工業㈱)
「発電用蒸気発生器伝熱管のスリーブ補修に対するレーザ溶接技術の開発と実用化」 松本 長・長島 是・木寺 卓也(三菱重工業㈱) |
平成2年4月5日 (1990年) | 「溶接ロボットによるFMS化、FA化技術の開発及び実用化」 渡辺 俊彦・関野 昭幸・小笠原 隆明・丸山 徳治(㈱神戸製鋼所)
「深海潜水船「しんかい6500」チタン合金耐圧殻の溶接技術の開発」 村田 泰・佐藤 敏武・正野 進・豊原 力(三菱重工業㈱) |
平成元年4月13日 (1989年) | 「高速ノンスパッタ溶接用パルスMAG溶接機の開発」 殖栗 成夫・水野 正紀(三菱電機㈱)、粟野 芳朗・鈴木 弘(トヨタ自動車㈱) |
昭和63年4月19日 (1988年) | 「真空-不活性ガス雰囲気制御ろう付技術の開発と実用化」 坂本 昭・田中 良彦・恩田 孝(三菱重工業㈱) |
昭和62年4月16日 (1987年) | 「原子力チタン管復水器現地シール溶接作業の自動化」 佐山 武英・亀井 博正・山本 茂樹(三菱重工業㈱)
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昭和61年4月9日 (1986年) | 「アークセンサーシステムの開発と実用化」 野村 博一・杉谷 祐司(日本鋼管㈱)
「ガスクロマトグラフ法を応用した溶着金属中の水素量測定装置の開発と実用化」 杉山 暢、杉野 守彦、近藤 優(㈱神戸製鋼所) |
昭和60年4月3日 (1985年) | 「インバータ制御直流ティグ溶接機の開発と実用化」 鹿島 孝之・三田 常夫(日立精工㈱)
「交流ガスシールドアーク狭開先溶接法の開発と実用化」 桑山 則男・津村 博康・芦田 洋三(住金溶接工業㈱)、中西 睦夫(住友金属工業㈱) |
昭和59年4月3日 (1984年) | 「大電流ティグ溶接法の開発とその実用化」 山内 信幸・小泉 勇・高 隆夫(住友金属工業㈱)
「BWR核燃料の溶接技術確立」 小室 孝次郎(㈱日立製作所)、黒沢 哲(日本ニュークリア・フェル㈱) |
昭和58年4月6日 (1983年) | 「局所真空動シール方式電子ビーム溶接の大型真空容器への実用化」 浦谷 良美・高野 元太・久利 修平(三菱重工業㈱)
「LNG船用厚肉アルミニウム合金製タンクの自動溶接技術の確立」 須清 修造・山本 辰一・中山 繁・大塚 芳彌(川崎重工業㈱) |
昭和57年4月15日 (1982年) | 「超厚肉銅帯の大電流立向ミグ溶接技術の開発と実用化」 竹中 一博・辻 保(㈱東芝) |
昭和56年4月9日 (1981年) | 「原子力ステンレス配管の自動溶接技術の開発と実用化」 浜田 年弘・名倉 保身・中村 彰男(三菱重工業㈱) |
昭和55年4月9日 (1980年) | 受賞者なし |
昭和54年3月29日 (1979年) | 「LNG地下タンク・メンブレンの自動溶接工法の開発と実用化」 隈部 日出夫・坂元 成夫(三菱重工業㈱) |
昭和53年4月5日 (1978年) | 「多吹管式全自動ひずみとり装置の開発」 岡田 利彦・渡辺 武征(㈱日立製作所)
「ソフトなプラズマアーク溶接法の開発とその実用化」 山本 利雄・島田 弥・鵜飼 順(三菱電機㈱) |
昭和52年4月13日 (1977年) | 「太径鉄筋のガス圧接技術の自動制御化とその実用」 池野 輝夫・横川 孝男・高野 重雄(新日本製鐵㈱)
「升目水平すみ肉アーク溶接ロボットの開発」 広瀬 衛・宮本 勝治・下山 仁一(三菱重工業㈱) |
昭和51年4月14日 (1976年) | 「N/Cプラズマ切断による無人切断と生産管理システムの開発」 才川 至孝・江間 一男(㈱日立製作所)、森 繁雄・藤井 俊英(㈱田中製作所)
「貯槽の自動溶接施工技術の確立」 広田 隆夫・佐分利 静雄・三浦 和三・三浦 仁(トーヨーカネツ㈱) |
昭和50年4月9日 (1975年) | 「水中アーク切断法の研究」 浜崎 正信(通産省工業技術院四国工業試験所)
「細隙片面CO2 アーク溶接法の開発と厚板建築鋼構造物」 中山 浩(㈱巴組鉄工所)、松本 正巳(㈱野沢工業研究所) |
昭和49年4月17日 (1974年) | 「連続横置溶接法の研究と実用化」 宮尾 信昭(住金溶接棒㈱) |
昭和48年4月6日 (1973年) | 「工業高校におけるカリキュラムの作定ならびに教科書および指導書の作製などによる溶接教育の拡充と推進」 荻田 傑(三重県立津工業高等学校) |
昭和47年4月6日 (1972年) | 「太径異形鉄筋のガス圧接技術の開発とその実用化」 伊藤 慶典(住友金属工業㈱)
「TIG溶接のアーク現象に関する研究とその実用化」 西川 淳(金属材料技術研究所) |
昭和46年4月8日 (1971年) | 「大型球形タンクの脆性破壊に関する研究とその防止上必要な溶接施工法の確立」 大庭 浩(川崎重工業㈱) |
昭和45年4月9日 (1970年) | 「ガス溶断機器の開発と実用化推進」 中西 実(㈱田中製作所)
「重電機溶接工場における溶接自動化の推進ならびに溶接生産管理の確立」 妹島 五彦(㈱日立製作所) |
昭和44年4月9日 (1969年) | 「コンデンサ式スポット溶接機の開発と実用化推進の功績」 大塚 郁夫、岡田 良夫、中尾 真、初柴 武美(オリジン電気㈱) |
昭和43年4月1日 (1968年) | 「一連の著作における独創的な溶接自動化論の展開とその造船工作への具体化推進の功績」 寺井 清(川崎重工業㈱) |