2024年度 溶接工学専門講座
ものづくり力伝承講座 ~アーク溶接プロセスに係る最新の科学技術にみる未来の予感(新アーク溶接現象のその先へ)~
このたびの専門講座は本学会の溶接法研究委員会の企画により「アーク溶接プロセスに係る最新の科学技術にみる未来の予感(新アーク溶接現象のその先へ)」を主題とする講習会を開催いたします.近年,溶接プロセスの高精密な制御に向けて,ガスタングステンアーク溶接やガスメタルアーク溶接の現象解明に関する研究が著しく進展し,それらの知見が最先端溶接技術の開発に欠かせない時代となりました.電流波形制御による高電流埋もれアークの安定化技術は,溶接の精度向上や生産性向上を目指した実用化にも寄与しています.さらに短絡移行を前提としないワイヤ送給制御プロセスや,ガス組成を活用した溶滴移行制御法(パルスガスGMA溶接法)など,科学の進展によって従来の溶接技術が抱える課題を解決し,多様化する産業界のニーズに対応する新しい溶接技術の実用化が進んでいます.ワイヤ供給型Additive Manufacturing技術は,材料利用効率の高さや複雑な形状の設計が可能なことから,航空宇宙やエネルギー分野での応用が期待されています.AIによる溶接条件の最適化や品質管理も進展しており,本講座ではこれらの最新科学技術の基礎から実用例までを解説し,未来のものづくりの姿を垣間見ていただく機会を用意しました.
この機会に,是非ご参加いただきものづくりの中核技術の一つである溶接工学分野での人材育成の強力なツールとして,本講座をご活用いただきますようご案内申し上げます.なお,本講座はWES溶接管理技術者の更新クレジットポイントとIIW資格の特認コースの履修ポイント対象になります.
【期 日】2024年10月2日(水)10:00~17:15
【会 場】大阪大学 医学・工学研究科 東京ブランチ
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町二丁目3番11号 日本橋ライフサイエンスビルディング9階
【受講料】会員 30,600 円、非会員 51,000 円※テキスト代を含みます.
勤務先が賛助員の場合は,会員扱いとします.
【詳細】 こちら
【申込み】こちら (7月1日から受け付けます)