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8つの専門分野による研究活動

8つの基幹研究委員会が常設運営され、溶接の各専門分野における問題について時宜に応じた調査研究を行っています。
専門分野の研究者・技術者の交流と活発な研究活動と情報収集をすることができます。
また溶接学会主催行事である全国大会フォーラム、溶接工学専門講座の講演プログラムは各研究委員会が輪番制にて担当しています。
それぞれの研究委員会で様々な特色がありますので、ぜひ各ホームページをご覧ください
溶接構造研究委員会Technical Commission on Welded Structure
溶接学会に設けられた最初の研究委員会である。
溶接構造物の製作に関わる材料・施工・設計の3分野を結びつけ、そこで生じる力学的諸問題の解明と分析を通して、構造の安全性を考えた「ものづくり」に役立つ基礎情報を与えることを目的に活動している。
溶接残留応力・変形、溶接施工法、継手の強度・破壊、溶接部試験法、構造信頼性評価、異材接合部特性、複合材料強度特性など、溶接・接合プロセスの力学的挙動と継手性能に関する研究成果発表や活発な討論を行っている。
設立1954年
定例委員会開催回数年間5回
年会費40,000円
溶接法研究委員会Technical Commission on Welding Processes
各種溶接施工・システムと溶接プロセスのハード及びソフトウェアの開発と改良を中心として、特にその「実用化研究」に主眼をおいて研究活動を行ってきた。
2009年からは「科学と技術の融合」を目指し溶接アーク物理研究委員会と統合し、現象解析やモデル化・シミュレーションなどの基礎的研究にも取組みながら、これらに関する研究成果発表や活発な討論を行っている。
設立1960年
定例委員会開催回数年間4回
年会費60,000円
溶接冶金研究委員会Technical Commission on Welding Metallurgy
実用材料を対象として、材料科学的な観点から溶接・接合の組織制御、欠陥制御、溶接・接合材料の開発、溶接・接合継手の機械的性質、環境特性の評価、改善、寿命予測などに関して検討を加えるとともに、中長期的視野から結晶制御合金、複合材料、金属間化合物、セラミックスなどの新素材の設計、開発、接合特性の評価、改善、接合プロセスの最適化に関する研究成果発表や活発な討論を行っている。
設立1960年
定例委員会開催回数年間4回
年会費60,000円
溶接疲労強度研究委員会Technical Commission on Fatigue Strength
橋梁・船舶・海洋構造物・車両・建設機械・プラント機器など、様々な溶接構造物の疲労を対象とし、溶接継手部、溶接構造物の疲労強度、溶接残留応力や溶接欠陥の疲労への影響評価、疲労試験法、腐食疲労、疲労設計、疲労安全性評価、実機・実構造物の疲労やその対策の事例調査、破壊力学の疲労問題への応用研究に関する研究成果発表と活発な討論を行っている。
設立1962年
定例委員会開催回数年間4回
年会費50,000円
高エネルギービーム加工研究委員会Technical Commission on High Energy Beam Processing
高エネルギービーム、すなわち電子ビーム及びレーザは際だったエネルギー集中など、多くの魅力ある特徴を持っており、精密溶接や精密切断など多くの加工に利用されているだけでなく、様々な材料プロセッシングへの利用が検討されている。
基礎的な研究から機器開発や生産・製造における実施工などの実用化までの広範囲に関する研究成果発表や活発な討論を行っている。
設立1970年
定例委員会開催回数年間3回
年会費45,000円
軽構造接合加工研究委員会Technical Commission on Joining and Material processing for Light Structures
自動車、鉄道車輌、航空機、電機等の分野で製造される薄板構造物や部品(軽構造物)の接合・加工技術に視点をおき、生産技術・システムの確立とその最適化、接合部の品質・信頼性向上技術の確立、継手構造のあり方や特性評価、これらに関するコンピュータ利用技術等に関する研究成果発表と活発な討論を行っている。
設立1973年
定例委員会開催回数年間4回
年会費50,000円
マイクロ接合研究委員会Technical Commission on Micro Joining
エレクトロニクス実装にとらわれず、精密機器、自動車部品、医療機器、電子機器など幅広い分野において溶接・接合、表面改質、切削などの加工技術のスケールダウンにともなって生じる課題をターゲットに「ナノ~メゾンスケール」接合・加工の領域に関する研究成果発表と討論を行っている。
設立1983年
定例委員会開催回数年間3回
年会費50,000円
界面接合研究委員会Technical Commission on Solid Phase Welding and Brazing
ろう接(ろう付、はんだ付)、拡散接合およびその他の固相接合、溶射および各種表面改質等のように表面・界面現象が接合機構に深く関与し、その制御が接合結果の支配要因となる技術を界面接合と定義している。
界面接合の定義は界面接合研究委員会から発信されたものである。ろう接、拡散接合、爆発圧接、その他の固相接合法及び接着などの接合理論・技術、また溶射などによる表面改質、表面処理、それらの周辺技術に関する研究成果発表と討論を行っている。
設立1985年
定例委員会開催回数年間3回
年会費40,000円